低温調理

低温調理チャーシューver2.0【ラーメン屋風】

以前に紹介したチャーシューのレシピは低温調理が得意な調理法で、

肉の生の触感を残した仕上がりを目指していました。

いわゆるレアチャーシューというやつですね。

ただ、このやり方だと赤身の部分は柔らかく仕上がるのですが、

脂身や、筋の部分が固くなってしまい厚切りにすると少し食感が悪くなってしまうなーと感じていました。
※赤身の多い肉を使ったり、薄切りにすると最高!!

そこで、肉の事を勉強して、脂身や筋の部分もおいしく仕上がる調理方法を考えました。

今回は、ラーメン屋さんのチャーシューをテーマに赤身部分と脂身部分のどちらも楽しめる様に工夫しています。

調理時間は長めですが、基本お湯の中に入れっぱなしにしておくだけなので、それほど手間はかかりません。

かなりおいしいので是非、作ってみて下さい。

低温調理時間:9時間
設定温度:63℃

低温調理チャーシューver2.0(ラーメン屋風) 材料

豚肩ロースかたまり肉 … 1パック ※350g~400gのものを使っています
日本酒 … 50cc
しょうゆ … 50cc
砂糖 … 大さじ2
長ネギ(青い部分) … 1本分
にんにく … 1かけ
しょうが … 1かけ
黒こしょう … お好み

※必要器具
低温調理機 ※機種は何でもいいです。
コンテナ or そこが深い鍋 ※パスタ用鍋等
耐熱ポリ袋(ジップロック等) Lサイズ
キッチンペーパー
カセットバーナー

低温調理チャーシューver2.0(ラーメン屋風) 作り方

①材料の下ごしらえ

買ってきたばかりの豚かたまり肉には血などの水分(ドリップ)がついているため、キッチンペーパーでしっかりと水分を取ります。

低温調理チャーシュー水分取り

日本酒をレンジ加熱(600Wで50〜60秒ほど)してアルコール分を飛ばします。
加熱直後は、温度が高くなっている為冷ましてから使用します。
※氷水を作り、容器を付けるとすぐに冷ますことができます。

煮切り酒 冷やす方法

にんにくは包丁の横でつぶします。

低温調理チャーシュー にんにくつぶし

しょうがは皮付きのまま、薄切りにします。

低温調理チャーシュー しょうがスライス

長ネギは青い部分だけを2~3cmぐらいに切ります。
※長く切ると低温調理するときに水に浮いてしまうため、細かく切っています。

低温調理チャーシュー 刻みネギ

②低温調理チャーシューver2.0(ラーメン屋風)

下ごしらえした材料と調味料(日本酒50cc、しょうゆ50cc、砂糖大さじ2)をすべて耐熱ポリ袋に入れます。

低温調理チャーシュー ポリ袋

浸水法で65℃に設定した低温調理機の中に入れ、そのまま9時間加熱します。

低温調理チャーシュー 低温調理

時間が来たらすぐに取り出し、冷水を入れたボウルに入れて冷やします。

金属製のバットか、フライパンの上に肉を乗せてカセットバーナーであぶって焦げ目をつけていきます。

低温調理チャーシュー 炙り

切って盛り付ければ完成です。

低温調理チャーシュー 切り口 低温調理チャーシュー 完成

・ラーメン屋で出てくるようなザ・チャーシューに仕上がったとおもいます。

・ラーメンに乗せるのはもちろん、長ネギを刻んで乗せ、そのまま食べても最高です。

・できたてもおいしいですが、冷蔵庫で少し寝かせるとさらに肉に味が入ってチャーシュー感がでます。

・冷蔵庫で3日間程度は保存可能です。