読んだ本のサマリー

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 要約②

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 

アイデアの”創出”でなく ”選定”が大事。

むしろ斬新なアイデアは溢れているが、その中から適切ものを選び出せる人がいない。

スタンフォード大学の13000人以上を対象とした実験では、人は自分自身のアイデアを客観的に見ることが”できない”とう結果がでている。

基本、人は自分のアイデアに対して自信過剰になることが原因

ではどうすればよいのか?

答えは「多くのアイデアを生み出すこと」 ※質は考えない1つアイデアを磨くという考えは捨てる。

動画投稿などのキャプションをつける場合も多くのタイトル案(例では25以上)を出した方がヒットする投稿になることが確認されている。

何故、スティーブ・ジョブズ等、名だたる経営者に太鼓判を押されながら、セグウェイは成功しなかったか?

セグェイの失敗はアイデアのが盗まれることを恐れ、アイデアが足りなかった。

ジョブズがセグェイを見誤った理由は3つ

・分野における経験不足

直感を信じて選定してよいのは、選ぼうとする分野に経験が豊富にある場合のみ。

それ以外ではじっくりと分析をした方が正確な判断ができる。

・思い上がり

成功者は他の分野では業績が振るわない可能性が高いことがわかっている。

・熱意

直感的な思考をする人ほど他人の熱意に流されやすい。

しかし、企業家として成功するかどうかは外交的か内向的かは関係ない。

逆に、殆どのテレビ局でこきおろされた番組「となりのサインフェルド」はなぜ大ヒットしたのか?

「となりのサインフェルド」の場合は他人やSNSなど数多くの意見からアイデアの選定が行われていた。

特に同業者からの意見は信憑性が高く重要。

ただ、管理職でないことが条件。

たとえ現場経験者でも管理職になった時点で、予測の精度が10%も低下することが実験で立証されている。

また、スタンフォード大学の別の実験ではアイデアを選定する前に、自分でもアイデアだしを行ってから選定をすることで、正しい選択をする確率が26%も上がることがわかっている。

つまり、アイデアを選ぶときには自分でもアイデアだしをした後が良い